志望校選択
やりたいことが特になかったから高校どこ行くかなんて正直全然決められなかった
最終的に姉兄に負けたくないっていう理由で高校を選んだ
兄が行った高校は、私がどう頑張っても届かない偏差値だったので、姉が行った高校ならまだ頑張れば行けるってことでそこを第一志望にした(仮にA高校とする)
友達にも家族にも学校の先生にも塾の先生にも、A高校を第一志望で頑張るって話をずっとしていて、自分でも自分の第一志望はそこだと疑わなかった
どこの中学でも同じかはわからないけれど、うちの中学には何日間かにわたって何校か高校の先生たちがこういう学校ですよーっていう説明に来た
私は第一志望決まってるし、こんなん聞いてもなーと思いながら、レポート的なのは書かなくちゃいけないから、そこそこに聞いていた
その中で1校だけ気になる高校があった
そこは今まで私の選択肢には一切なかった、工業高校だった(仮にB高校とする)
なにせ私の家族には普通科に行った人しかいなかったから
いいなって思ったけど、私には第一志望があったから、そのときはそれだけで終わった
真の志望校
面接の練習が始まるってことで、第一志望の高校を想像して志望理由とか長所と短所とかそういうのを書いてこいっていう宿題を出された
もちろん最初の項目は志望理由
私はシャーペンを握った
でも、そこから1文字も書き進められなかった
(私が、A高校を志望している理由って、なんだっけ…?
姉が楽しそうだったから…?いや、そんなに楽しそうにしてたっけ…?覚えがない…)
このときすでに、自分がこの高校を選んだ理由が姉兄に負けたくないからだってことは抜け落ちていた
おかしいとは思った、でも、母に聞いた
「ねぇ、私の志望理由って、何…?」
料理をしていた母は、手を止めて私の方に顔を向け、こう言った
「あんたの第一志望そこじゃないでしょ」
母曰く、私が気になったB高校、その説明があった日に学校から帰ってきたときにその学校のことを話していた私が印象的だったようで、そこに行きたいんじゃないのかと思っていたらしい
自分でも薄々は気付いていた
本当は第一志望が違うんじゃないかってことに
でも、私は意地っ張りだから、周りに言いふらしてしまったのもあって、今更変えることなんてできないと思っていた
だから、自分の気持ちを見て見ぬふりをしていた
B高校を第一志望として志望理由を書いたらスラスラ書けた
ああ、本当にここが第一志望だったんだ、って実感した
これに気付いたときは、すでに中学校側に願書を提出した後だったから、一刻も早く担任に言わなければならなかった
次の日、放課後に担任に話をした
私の願書には、合格だった場合は必ずこの高校に入学します、という方式にチェックをしていたから、それを変えなければならなかった
「もう、委員会側に話したあとで結構大変なんだぞ~?」
って笑いながら対応してくれた
きっと本当に面倒なことだったんだろうと思う、それでも対応してくれた担任には今でも感謝してる
第一志望合格に向けて
A高校は私立で、B高校は公立高校だったので、勉強方法も変えなければいけなかった
とりあえず、塾の先生に言わなければいけないと思い、話をすることにした
私が通っていた塾は個別指導塾だったので、私を担当してくれている先生に志望校を変えたことを話したら、理系教科を担当してくれいた先生が
「いや、こんなところに行くなら志望校かえない方がよかったんじゃないの」
と言ってきた
私が行きたい場所を否定してくるのにすごく腹が立った
私にとっては1番に志望するところなんだぞ??
私はその後、塾長に担当を変えてもらうように話をした
後々、謝りたいと言っているとかそういうのも聞いたけど、私は謝ってほしいんじゃない、一切関わりたくなかった
だから、いや謝ってほしいわけじゃないので、と断った
父親にも結構反対された
工業高校なんてって
私に直接は言ってこなかったけれど、姉とか兄にお前らからもなんとか言ってやってくれって言っていたらしい
2人とも別に本人が行きたいんだし、工業高校でもいいでしょと言ってくれたそう
すごく不謹慎な話ではあるけれど、父が受験期に心筋梗塞で入院したので、なんの文句も言われることなく進められてよかったと少し思っている
当時塾講師をやっていた姉にも手伝ってもらいながら、合格にむけて勉強を進めた
ちなみに私立は、A高校は不合格で、滑り止めの高校は合格だった
これなら願書変えなくてもよかったかなと思ったけど、変えることによって私の心持ちは明らかに違うからこれでよかったよなと思うことにした
合否発表
受験のあと、大半がやるであろう答え合わせ
私の記憶が正しければ、英語3点、社会5点、理科8点、数学12点、国語15点とかそんな点数だったと思う
それを見たとき絶対落ちたなって思った
内申もオール3だったし
すっごい重い足取りで母と一緒に合否を見に行った
公立で受けたもう1校も工業高校で、そっちの方が家からのアクセスがよかったのでそっちに見に行った
受験番号の横に書いてあったのは、「相手校に合格」
信じられなかった
あの点数だったのに?内申だって別に良くないのに??
でもすごく嬉しかった
しかし、よかったと思いながらの帰りの電車で、
「もしかしたら見間違えだったのかもしれない…」
と不安になった私は、結局A高校の方にも見に行った
結局合格だったのだけれど、そこで同じ中学の男子が2人で来ていて
「え、お前落ちてんじゃん!w」
というとても気まずい現場を目撃してしまった…
自分の気持ちに素直に
今でも意地っ張りなところは変わってない
まぁでも誰しも1度言ってしまったことを撤回するのって結構難しいと思うんだよね
たくさんの人に言ってしまったのならなおさら
私だって、そりゃ必要な人には素直に言ったけど、友達とかにはA高校第一志望だったけど落ちちゃったってことにしてあるし
自分の気持ちを見て見ぬふりしないで、自分の気持ちに素直に生きていきたいよねって感じ
批判も反対も受けたけど、味方になってくれる人もいたし、協力してくれる人もいた
私は人に恵まれて生きてるから、うまくいってる部分が大きい
そういう人たちは大切にしていきたいね
今回長くなっちゃった
次は高校生編ですね
ではでは☆
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